最近大人気のサウナですが、
サウナに入った後は・・・カラカラの喉にビールを流し込む!
お酒を飲んだ後はサウナでデトックス!
というそこのあなた!これは実は危険な行為ですので要注意です。そんなあなたに、サウナ&お酒大好き歴15年の私が、サウナとお酒の上手な付き合い方について解説をしていきたいと思います。
ざっくりまとめ
- 飲酒後は絶対にサウナに入らないこと
- できれば飲食前後も避けると良い
- ベストは飲酒後1時間は空けて入ること
- 水分補給も忘れずに
それでは詳細について説明していきます。
サウナとお酒のベストなタイミング
飲酒後はサウナに入ると危険
大切なお身体を守るために、これだけは絶対に避けてほしいタイミングです。
それは飲酒後。特に泥酔して眠くなっている時。これは絶対にやめましょう。
お酒を飲むと血管が拡張し一時的に血圧が下がります。そしてサウナも同じく血管を拡張させる作用があるため、同様に血圧が下がります。つまりこの2つの要素が掛け合わさることでダブルの効果で血圧が大きく下がってしまうという訳なのです。
では、なぜ血圧が下がるとダメなのでしょうか?それは、ただでさえ酔っ払って眠くなっているところにさらに血圧が下がることでサウナの中で寝てしまったり、意識を失ってしまうということにつながるからです。サウナの中はご存知のように非常に高温なため、長時間サウナ内に滞在してしまうことで重度の熱中症を引き起こします。
なお、お酒を飲むと飲んだお酒以上の水分が尿から排出されますが、さらにサウナで汗をかくとこちらもダブルの効果で体内から水分が奪われていきますので、思った以上にすぐに脱水症状になってしまうので要注意です。
私も一度新橋のサウナで明らかに酔っ払いのサラリーマンがサウナ内で寝ているところを起こしたことがありますが、サウナは暗い場所も多く仮に危ない状態であったとしても気づかれずらいため、下手をすると何時間も誰にも気づかれない・・という可能性もありますので、飲酒後にサウナに入ることは絶対にやめましょう!
ちなみによく「サウナに入ってアルコールを抜く」ということを言う方がいますが、アルコールがサウナで抜けることはなく、水分が抜けているだけですので間違いです。デトックス効果もほとんどありません。
飲食前後もできれば避けたい
より気持ちよくサウナとお酒を楽しむために、できれば避けたいタイミングをご説明致します。
それはサウナの直前直後です。
食事の前後1時間程度は、食事の消化をよくするために胃腸に十分な血液が流れている必要がありますが、サウナに入ると通常であれば内臓に流れる血流が皮膚近くに集中します。胃腸に十分な血液が回らなくなると消化不良を起こしやすくなるので、食事前後はサウナに入るのは避けましょう。
ちなみに、胃に食べ物が入っている状態でサウナに入ると消化のために内臓に血流を流しながら入ることになるため、身体を温める効果も薄れ、消化不良で気持ち悪くもなるし、整いずらくもなるのでサウナに入るときはお腹が空いている状態で入ることをおすすめします。
サウナ後1時間以降がベスト
では、ベストなタイミングはいつなのでしょうか?
それはサウナ後1時間以降経ってからです。
えー、そんなに待てないよ!という方。お気持ち非常にわかります。そしてサウナに入った後はすぐにビールを飲みたいと言う気持ちも非常にわかります。私もそう言う時期はありました・・。ただ、やはり身体のことを考えると少し血流を落ち着かせ、身体を安定させてから美味しくビールを飲むのが身体も心も真にリラックスするためには必要なことなので、ここはグッと我慢をして1時間後の極楽タイムを楽しみましょう!
なお、カラカラの喉にビールを流し込むために水は飲まないぞ!という方、大変多くいらっしるかと思いますが、サウナでは大量の汗をかいているので(100度のサウナに10分入ると約500mLの水分が抜けているとも言われます)まずはサウナ後には十分な水分補給をした上で、1時間ほどゆっくりしてからお酒を飲むのが良いでしょう!
では、みなさまサウナに入るタイミングを守りつつ、サウナ中もお酒を飲んでいる時も水分補給をたっぷり忘れずに!